ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

さくら曲とベビメタ

さくら学院の卒業式が終わりましたね。以前書いたように自分はベビメタから一気に可憐Girl’sに行ってしまったので、さくら学院のことは半年くらい前まであまり関心がありませんでした。それが変わったのは、昨年10月のさくら学院シャッフルナイトでのギミチョコがきっかけで、その衝撃から以前の「本質」と題した投稿ではこんなことを書きました。

「このように考えてみると、自分にとってベビメタの本質とは、①ベビメタのために入念に作り込まれた素晴らしい楽曲と、②さくら学院的な気質を体現しながら歌い踊るフロントの女性達、ということになりそうです。」

卒業式前後の盛り上がりの中でさくら学院の曲をいくつか聴いているうちに、ふとこんなことが頭に浮かびました。「もしもベビメタがさくら学院の曲をカバーしたらどんな感じになるのだろう?」

どうやって想像したら良いかを考えているうちに思いついたのが、Over the Future のオリジナルとベビメタによるカバー(Legend “D”)を聴き比べてみることです。早速実行してみると、オリジナルに比べてベビメタのカバーでは、全体に音が重いことに加え、次のような違いに気づきました。

①オリジナルでは裏拍をハイハットが小さな音で刻んでいるが、カバーではスネアの大きな音に替わっている(ドラムはおそらくどちらも打ち込み)

バスドラムが随所で16分音符を連打しており、ギターとベースも16分音符の刻みを多用している

なるほど、こういった手法でメタル的に聞こえるようになるのでしょうか。これを手掛かりに、さくら学院のいろいろな曲を聴きながら、頭の中で①と②の変換作業をしてみました。最初はなかなか難しかったのですが、ある曲を聴いる時に、おや? という気づきがあったのです。

その曲は、ベリシュビッッ。これってベビメタのカバー、いけるんじゃない? しかも、脳内で変換された曲のイメージが、アカツキや Amore といった曲を思い出させるのです。さすがに歌詞はベビメタの世界観から距離がありますが、あのメロディをSUが全編全力で歌い、神バンドがゴリゴリに演奏すれば、まったく違和感はないでしょう。曲の最初がフォークダンスで始まりますが、これもメタ太郎と同じような感じにアレンジできるでしょう。

こうして一つ見つかると、他にもベビメタカバーでいけそうな曲が次々と見つかります。夢に向かって旅立ちの日に。そして FRIENDS

更に極めつけは My Graduation Toss ですね。原曲は4/4拍子を1拍ずつ刻んでいますが、これを4倍速の16分で刻んで DragonForce のような高速ギターを入れれば、RoR の姉妹曲になりそうです。あと、Wonderful Journey もアレンジによってはウキミみたいな曲になるかもしれません。

中元すず香が卒業した後のさくら学院の曲はあまり知らないのですが、少なくとも初期の楽曲はベビメタと共通する何かがあったのかもしれませんね。私の思い込みすぎでしょうか……