紅月 私的ベスト7(3)
(続き)
長くなってしまったアカツキの聴き比べも今回で完結です。
第2位:Wembley
聴いても聴いても更にもっと凄い名演が出てくるアカツキ。Wembleyもやっぱり凄かった! ウェンブリーのアカツキといえば、特筆すべきはSUがマントを翻して疾走するシーンですが、演奏もまた素晴らしいです。特にギター!
今回聴き比べた中では、なぜか大神・小神のツインギターでの演奏がなかなか出て来ず、このウェンブリーが初めてでした。この二人のギターは、音の溶け合いかたが半端じゃない。一人ひとりの音を聴くとそれぞれ個性があるのに、重なり合うとなぜあのように音が一体化するのでしょうか。
新春キツネ祭りと比べるとドラムの音がやや重めになり、ベースと合わせたリズムセクションの上でツインギターがウネる。そしてSUの声も更に進化しています。力強くありながら伸びやかさと表現力が並び立っている、素晴らしい歌唱だと思います。
第1位:広島 Legend-S 2日目
何度か書きましたが、五大キツネ祭りから巨大キツネ祭りへと進むにつれて、神バンドの音が段々と荒々しくなっていったと思います。自分は演奏全体としては、荒々しくなることを歓迎していたのですが、アカツキだけは例外でした。
この頃アカツキは、赤キツネ、巨大SSA2日目、巨大大阪城2日目、と3回演奏されていますが、そのいずれも自分としては十分な満足が得られませんでした。演奏の荒さがアカツキの持つ真っすぐ張り詰めたイメージに合わないと感じたのです。
そういったことから、改めて広島のアカツキを聴いてみたら自分がどう感じるのか、恐るおそる1日目から聴き直してみました。すると…
とんでもなく凄い!
もはや、これまであれやこれやと書いていたことがすべて吹っ飛んでしまう程の衝撃です。ライブ演奏でこんなことが起こり得るのか。呆気に取られて言葉が見つかりません。続けて2日目を聴いてみると…
輪をかけて、もの凄い!
これはもう何ということでしょうか。1日目の激しさはそのままに、音の粒が揃って美しく流れ出てくる。言葉で何と表現したら良いのか、もはやさっぱりわかりません。あの日現場で自分はこんなに凄い場面に立ち会っていたのか…
あと9日でLVですね。一体どのような映像を目にすることになるのか、本当に楽しみです。
(この項終わり)