ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

BAND-MAIDとベビメタ

ベビメタにハマる以前、自分はクラシックやジャズばかり聴いていたので、いかんせんロック系の音楽に疎い。でも、ベビメタ以外に素晴らしい音楽がない筈はないと思い、手当たり次第色々な人達の音楽を聴いてきました。

良いなと思うものはたくさんありましたが、何度も繰り返して聴きたくなる音楽にはなかなか出会えません。その中で、ベビメタには遠く及ばないものの、かなり気に入ったのがBAND-MAIDでした。

自分はなぜベビメタをここまで好きなのかを解き明かすのは、あまりにも多くの要素があってとても難しいテーマです。でも、気に入ったもう一つのグループとの共通項を見ていくと何かが掴めるかもしれません。自分はこの2つのグループに共通する何に惹かれているのかを考えてみました。

まずは、ヘビーな音です。BAND-MAIDに対しては、その名前とコスチュームによって誰しもはじめは舐めてかかる訳ですが、演奏が始まった瞬間にぶっ飛ばされる。クオリティの高いヘビーな音に引き込まれます。自分がまず惹かれたのはドラム、そしてリードギター、更に最近ではベースも進境著しい。ヘビーで技術レベルの高いバンドの音の上に女性ボーカルが乗る、というのは、一つの黄金律なのかもしれませんね。

次は、グロウルが無いこと。ベビメタを知ってからメタルバンドの音楽を片っ端から聴いてみましたが、その結果わかったのは、自分はどうしてもグロウルに馴染めないということでした。それさえ無ければ、バンドの音自体は気に入ったものが結構あったのですが・・・。ベビメタでは男性のグロウル声が時折バックで流れるだけで、一種の効果音として聞き流すことができます。一方、BAND-MAIDはそもそもメタルではないので、グロウルとは無縁です。

メインボーカルが直球勝負なところも似ている気がします。SU-METALについては言わずもがなですね。BAND-MAIDの彩姫の歌い方は、発音が少し“ロックっぽく”ひねれたところがありますが、発声は真っ直ぐで腹からストレートに声が出ている。これも自分が好ましいと思う重要な要素です。

最後に、スタジオ録音よりライブの方が良いこと。BAND-MAIDは2016年、2017年と海外でライブを行っており、ファンカム映像をYouTubeで見ることができます。率直に言って、2016年の段階では、ライブよりもCDやMVの音の方が満足度が高かった。ところが2017年のヨーロッパでのライブ映像を見て驚きました。明らかにこの1年で大きく進化している。一度はライブの現場に行って生の音を聴いてみたい、そういう存在になってきました。

さてさて、少なくとも6月頃までは日本でのライブが無さそうなこのベビメタロス期間。せめてもの拠り所として、4月のBAND-MAIDのライブに行ってきます!