あれから１年 - ベビメタ七転八倒

数日前、どなたかのツイートでガンズSSAからちょうど１年だったことを知りました。自分が初めてベビメタをライブで見たのがガンズSSA。感慨深いです。

あの頃は本格的にベビメタにハマってから1か月くらい。どうしても実物を見たくて、生まれて初めてロック系のライブに行ったのでした。

ベビメタ以前の自分が聴いていた音楽はクラシックやジャズばかり。ガンズの名前くらいは知っていたけれど、一度も聴いたことがなかった。SSAの日は夜に用事があったので、ベビメタだけを見に行きました。（今思えばもったいないことをした…）

SSAに行ったのも初めてで、中に入ってあまりの巨大さに驚きましたね。クラシックのコンサートホールは大きくても2千から3千人くらいのキャパなので、その10倍もの規模。いやあ、ロックは衰退したと言われているけど、クラシックに比べたら十分巨大です。

チケットは当日券を買いました。ベビメタのライブを当日券で見れるなんて、前座公演ならではですね。しかももらった席はステージ上手に近い2階で、あの巨大なSSAの中ではかなりの良席ではないかと自分の幸運に感謝したものでした。

ところが・・・

いざパフォーマンスが始まってみると、3姫までの距離がやたらに遠くて良く見えない！そしてSUの声が埋もれてしまって良く聞こえない！

これには焦りました。え？ベビメタのライブってこんなもんなの？ YouTubeで動画見てるのと随分違うけど・・・

この日からの１年間で５回の参戦を経験した今となっては、ライブの印象は会場や自分の位置によってずいぶん違うものだと理解しましたが、このSSAの現場ではすっかり当惑してしまったのでした。

ただそれでも、現場での重要な気づきが２つ。

１つは、イジメ、ダメ、ゼッタイがもの凄く吸引力のある曲だということ。他の曲ではステージまでの距離とか音への不満だとか色々なことが頭の中を渦巻いていたのですが、最後のIDZではいつしか演奏に引き込まれ、曲が終わったところで我に返った自分に気づく有様。やっぱりイジメは名曲だった。

もう１つは、ベビメタを聴く時の音量を自分は間違えていたことがわかったこと。この日の現場ではドラムの音がバカでかいことにビックリ。ええっ？ベビメタの音楽ってこんなに大音量だったの？

自分はどうやら大きな誤りをしていたらしい。爆音っていう言葉をよく見かけてたけど、そうか・・・そうだったのか・・・。

そう気付くと、いても立ってもいられなくなり、演奏が終わると会場通路に店を出していたタワレコに直行。Live at Wembley のデロ（CD）を買い、はやる気持ちを抑えながら会場近くの駐車場に停めていた自分の車に乗り込み、そして帰りの高速道路を運転しながら最大限の音量で鳴らして見た。

うわーぁぁ！！全然違うじゃないか！大音量の方が断然いい。俺は今まで何を聴いていたんだ？！

という訳で、クラシック方面からベビメタに来て、まだライブの現場を経験していない皆さん。あなたもひょっとすると音量を間違えているかも。耳が耐えられる限界までボリュームを上げる。これが肝心です。