ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

映画館でベビメタを見た

さて、初回のブログに書いたようにガンズSSAで「ベビメタを聴く際の正しい音量」に気づいた私は、それまで聴いたり見たりしていた音源や動画を片っ端から再生し直す日々を送っていました。

そんなことをやっていれば、どうしたってベビメタのライブ、とりわけヘッドラインショーに行きたくなる。しかし当時発表されていたのはレッチリ米国ツアーだけで、皆さんと同じく悶々とした状態が続きます。

そこに降って湧いたのが、あの賛否両論渦巻いたフィルムフェスツアーでした。もう遥か昔の出来事のような気がしますが、まだ1年も経ってないんですよね。

とにかくベビメタの単独ライブを見たい、もうなんでもいいから自分のPCやスマホの画面以外の方法でベビメタを見たい、という飢餓状態にあった私は、フェスツアーに行くことを即決しました。

ただ、ここで悩んだ問題は、いつのチケットを何回分どの段階で申し込むかということ。皆さんの過去のブログを読むと、ベビメタのチケットを獲得する苦労や取れなくて悲しいという話が満ち溢れています。そうは言っても今回はフィルムだし、、、いや、東京ドームは今回初めて出るから倍率高そうだ、、、既出でもオールナイトは結構人気があるかも、、、などと色々考えてしまいます。

THE ONE 先行というのが目に入りましたが、「THE ONE に入ってもチケット取れないじゃないか!」という恨みの声を数えきれないほど目にしてきたので、この時点で入会するのはやめておきました。

ということで、さんざん迷った挙句、既出の映像を上映する回を3つ選んでチケットぴあのプレリザーブ(抽選)に応募してみたのですが・・・結果はあっけなく3つとも当選!!

えっ? 3つとも取れちゃったの? しかもクレジットカード払いにしてたから、3回分即座にチャージされてるし、、、まあしかし、ベビメタのチケットが取れ過ぎて困るというのは空前絶後、最初で最後ですよね、きっと。

そうこうするうちに、チケットが取れた最初の上映の日が来ました。この日は Brixton。新宿ピカデリーに近づくにつれて胸が高まります。

思い起こすと、ガンズでSSAに行った時は、会場周辺が革ジャン革ブーツとか、バイカー ファッションっていうのでしょうか? そんな感じのオジサンやオバサン(私も同年代)で溢れかえっていて、ちょっとコワい雰囲気でした。

一方、フィルムフェスの会場で目立ったのは仕事帰りと思しきスーツ姿の人達です。ただ、顔の表情が皆一様に高揚していて、どう見てもこれから映画を観る人達には見えません。おっ、これがメイトと呼ばれる方々なのか、となぜか緊張する自分。

さて、指定された席に着くと、右隣はギョーカイ人っぽいオジサンでした。この人は上映中ずっと腕組みをしてスクリーンを睨みつけていています。“ちよじぃ”さんのブログに、The Forum のライブビューイングの話がありますよね。2階の関係者席では、皆んな腕組みをして押し黙っていたという。新宿ピカデリーのオジサンも同じ人種だったのだろうなあという気がします。ベビメタと同じあるいは近い業界のベテランとして、ベビメタとは何であるのかを見極めてやる、とでもいうような気迫を感じました。

さて、肝心の上映については記憶がほとんど残っていないのですが、印象が2つ。

一つは、さすが映画館のスクリーンだけあって、PCの画面よりも細部が良く見えるなあということ。特に観客の様子がよくわかって、いつもより臨場感を感じました。

もう一つは音量がデカかったこと。映画館ってあんなに大きな音を出しても大丈夫なんですね。

でもいくら出せるからといって、あそこまで大きくしなくても良いのではなかろうか、などと思いながら家路についたのですが、その頃の自分は甘かった。ベビメタの爆音がどういうものかを思い知ったのは、その4か月後のことでした・・・。