ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

起死回生

苦難の大阪銀から程なく、巨大キツネ祭りの時期を迎えます。巨大キツネのチケットは大阪銀の前に入手済みでした。もし巨大の申し込み時期が五大の大阪終了後だったとしたら、自分は参戦しなかったと思います。

クジ運が良いと思ったことがない私ですが、THE ONE 先行は意外にもよく当たってくれます。巨大キツネ祭りはSSAの2日目と大阪城ホールの1日目が当選していました。ビギナーズラックというやつでしょうか。

せっかく取れたチケットだし、SSAには友人も誘っていたので、恐る恐るSSA2日目の会場に向かいました。命の次に大切な耳栓をズボンのポケットに入れ、開演直前に装着するまで、ちゃんとポケットの中にあるか何度も何度も確かめました

この日のSSAも席は2階。ただ今回は、ステージから最も遠い隅の方でした。前日の情報で巨大5枚スクリーンが素晴らしいとの情報を得ていたので、視界については心配ありません。問題は音です。予定の開演時間が近づいたのに気づき、いよいよ持参の耳栓を装着しました。

客電が落ち、スクリーンの性能を見せつけるような色鮮やかな映像が映し出されている間、1曲目の最初の1音が鳴るのを固唾を飲んでじっと待ちます。そして始まったBMD。

おぉ、、、今日は大丈夫かも、、、

装着した耳栓は、耳奥に押し込む加減を何段階か調節できるようになっています。演奏を聴きながら何回か調節するうちに、丁度良い加減に落ち着きました。

ああ、ありがたや!!

これでベビメタのライブで初めてステージに集中できるようになりました。聴けている音が耳栓無しの場合より情報量が落ちているのは少し残念ですが、苦痛が無くなったメリットに比べれば些細な問題です。ヘリウム声問題も耳栓によって解消できました。

初ライブのガンズSSAから既に8か月近くが過ぎて、ようやくステージを楽しむ余裕ができました。自分にとってのこの日のハイライトは3つありました。

まずは紅月。前日はAmore だった曲順で、この日はアカツキのイントロが始まります。Amore よりもアカツキ派の自分は、初めてライブでこの曲が聴けるとわかってイントロが始まった瞬間から大感激。

2つ目がシンコペーション。この曲はライブで演奏されるたびに存在感が増しているように感じますね。この日も、イントロのレーザーやスクリーン映像といい、濃密な演奏といい、圧巻の一言でした。

そして、最後の山場は演奏がすべて終わったあとの紙芝居にありました。前日の情報では、最後のナレーションの意味が謎だとか、ヨーロッパの地図が映ったから「あの聖地」はロンドンか?などと憶測が渦巻いていました。この日の映像で最後に光を発したのは、日本の中国地方で瀬戸内海側。だとすれば、もうこれは広島しかない!

話が先に飛びますが、大阪城ホール2日目の最後に流れた紙芝居で、ラストに広島グリーンアリーナの文字が大写しになりましたね。この紙芝居だけを切り出した動画が一時期 YouTube に上がっていました。これを何度繰り返し見たことでしょうか。小説よりもマンガをも遥かに上回る、何というストーリー展開!

大阪銀に懲りてベビメタから離れなくて良かったです、ホントに。