ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

ハロプロのロックナンバー15選 ①

最近になって「ハロー!プロジェクトの全曲から集めちゃいました!」というコンピレーションCDのシリーズがあることを知り、少しずつ聴き始めています。なかなか楽しいので自分も仮想コンピレーション(というかプレイリストですね)を作ってみたいと思ったのですが、問題は何を切り口にするかです。

インストの曲調を掘り下げて聴きこむのが好きな自分としては、たとえばブラック・ミュージックの色が濃い曲を選んでみようかとも考えたのですが、このジャンルはR&Bやファンク、ディスコ等々のいろいろな音楽が絡み合っていて自分にはまだまだハードルが高い。そこでジャンルを変えて、ロックサウンドがしっかり鳴っている楽曲を集めてCD1枚の構成を作ってみることにしました。

自分はBABYMETALから鞘師経由でハロプロに辿り着いた身ですので、そもそもラウド系のロック音楽には馴染みがありますし、ハロプロで最初に惹きこまれたのが Buono! だったという経緯もあるので、結構自分らしい切り口かなと思います。

1曲毎のコメントはゆっくり書いていきますが、まずは自分が選んだ15曲と仮想アルバムの曲順は次の通りです。

1. CHOICE & CHANCE(Juice=Juice)

2. ドンデンガエシ(アンジュルム

3. 私を創るのは私(アンジュルム

4. 悲しきヘブン(℃-ute [鈴木愛理岡井千聖])

5. MY BOY(Buono!

6. みかん(モーニング娘。

7. 情熱エクスタシー(℃-ute

8. 永久の歌(Berryz工房

9. カタオモイ。(Buono!

10. Independent Girl 〜 独立女子であるために(Buono!

11. 次の角を曲がれ(℃-ute

12. 弩級のゴーサイン(モーニング娘。'17)

13. I surrender 愛されど愛(モーニング娘。'19)

14. Deep Mind(Buono!

15. ゴール(Buono!

全部で1時間4分。結構うまくコンパクトに収められたかなと自画自賛しています。とは言っても全曲続けて聴くのはなかなか体力がいりますが。

それではここから1曲ずつ語っていきます。

 

1. CHOICE & CHANCE(Juice=Juice)

作詞・作曲:星部ショウ、編曲:平田祥一朗


Juice=Juice『CHOICE & CHANCE』(MV)

自分がハロプロを知った頃からJuice=Juiceの存在はもちろん知っていましたし、楽曲もいろいろ聴いてはいました。しかしこのグループに本格的に惹き込まれたのは、忘れもしない昨年12月10日。宮本佳林卒業コンサートの中盤でこの曲が始まった瞬間でした。

まず出だしで鳴るギターで一気に意識を引きつけられ、続いてドラム、サックスっぽい電子音、さらにキーボードが加わっていくイントロがもう最高です。歌では、Aメロ、Bメロとマイナーコード主体で進行してからサビに入ったところ(「きっと人生はチョイスの連続さ」「恋や友情や進路やエトセトラ」)で突如メジャーコードに転じるのが強烈なフックになっていて、一度聴いたら忘れられないインパクトがあります。

この曲に関しては作詞・作曲の星部ショウさんがみずから解説してくれている動画がありますので、ぜひご覧ください。


【仕事#04】作詞作曲伝授します!Juice=Juice「CHOICE & CHANCE」編〜ハロプロ音楽理論〜

 

2. ドンデンガエシ(アンジュルム

作詞:星部ショウ、作曲:宇宙慧、編曲:鴇沢直・関口Q太


アンジュルム『ドンデンガエシ』(ANGERME[A Complete Turnover])(Promotion Edit)

ハロプロにある過去・現在の様々なグループの中でも、歌い方がロックの歌メロに最もフィットしているのはアンジュルムではないでしょうか。シンコペーションの裏打ちがしっかり決まるのが心地良いですね。この曲は冒頭サビから始まるのですが、「壮大な どんでん返し、圧巻の どんでん返し」の部分での強烈なアタックが、まさに壮大で圧巻です。

この曲のリリースは2015年11月で、参加メンバーは1期から3期まで。竹内朱莉室田瑞希がロック歌唱の芯を作り、福田花音田村芽実が脇を固め、他のメンバーもしっかり追随して素晴らしい楽曲に仕上がっていると思います。

 

3. 私を創るのは私(アンジュルム

作詞:井筒日美、作曲・編曲:KOUGA


アンジュルム『私を創るのは私』(ANGERME [It is me who constructs myself.])(Promotion Edit)

続けてアンジュルムからもう1曲。2019年11月リリースですので、『ドンデンガエシ』から4年が経過してメンバーは半分以上が入れ替わっています。ボーカルの声は多様性が増していますが、ロックな歌い方は十分受け継がれていると感じます。笠原桃奈の当時16歳とは思えない迫力も良いですし、上国料萌衣のクリスタルボイスが意外にロックとの相性が良いのも面白いです。

この曲のアレンジではバイオリンなどの弦楽器音が多く使われているので印象が柔らかくなっていますが、これをヘビーなハードロックサウンドに編曲して生バンドで演奏したら凄いものができるのではないでしょうか。

 

(長くなってきましたので、4曲目以降は項を分けます。)