ベビメタ七転八倒

ベビメタのブログだったのに最近は鞘師多め

佐藤優樹楽曲13選

このところブログを書く時間を取れずにいるのですが、佐藤優樹さんの卒業が決まったのにあたり、彼女の歌を味わえる楽曲をリリース順に選んでみました。 1. 『ピョコピョコウルトラ』(2012年1月リリース) 歌割りは少ないけど、なんといってもデビューシン…

ソロフェス!2 を二度楽しむ

ハロプロをすっかり好きになって1年半ほどになるのですが、このところ直面している最大の問題は「自分はテレビを持っていない」ということ。ハロプロは結構重要なイベントを衛星放送系で流していて、dTVチャンネルでも見れるものはPCやスマホがあれば良いの…

今さらですが、EDMとは? ④

しばらく間があいてしまいましたが、モーニング娘。のいわゆる「EDM路線」に関する話をまだまだ続けていきます。 前回の「今さらですが、EDMとは? ③」では、2009年の『泣いちゃうかも』から2011年4月の『もっと愛してほしいの』までを取り上げました。今回…

ステージで譜久村聖が作る土台

一昨日と昨日、ハロプロの春ツアー「花鳥風月」からチーム花とチーム鳥の公演映像が相次いで配信開始されました。ハロプロの5つのグループのメンバーをシャッフルして4つのチームに分けた今回のツアーで、「花」と「鳥」に割り振られたのは次のメンバーで…

【ネタバレ】森ビヨが凄かった!

この投稿ではBEYOOOOONDS(演劇女子部)のミュージカル公演「眠れる森のビヨ」について語ります。まだ観ていないが観る予定のある人にはお勧めしませんし、1度観ていて今後2度目を観る予定のある人も読まないほうが良いかもしれません。 それでは、もう少し…

今さらですが、EDMとは? ③

前回の投稿(「今さらですが、EDMとは? ②」)では、モーニング娘。の楽曲でEDM音が目立ち始めた2003年から2007年について書きました。今回取り上げるのは2009年、プラチナ期の真っ只中でEDM音が支配的な楽曲が連続して出現した時期からです。 2. "プラチナE…

That's J-POP クイックレビュー

私の手元にも届きました、モーニング娘。の新アルバム。さっそく2周しましたが、これは素晴らしいですね。しばらくはこのアルバムだけリピートして暮らしていけそうです。 詳しくはこれから聴き込んでいきますが、今回は耳が新鮮なうちに感じたことをメモし…

今さらですが、EDMとは? ②

前回の投稿(「今さらですが、EDMとは? ①」)では、ハロプロの楽曲で聴かれるいわゆるEDM的な音はユーロビートとハードスタイルの2つのジャンルから来ていること、そして、ハードスタイルの音が鳴っている楽曲には「(A)ハードスタイルと共通の音がインスト…

今さらですが、EDMとは? ①

モーニング娘。をはじめハロプロの楽曲にEDMが多いというのは広く知られたことだと思いますが、ところでそもそも「EDM」というのはどういう音楽なのでしょうか。自分もブログの中でEDMという言葉を使っていますが、そもそも自分がEDMという言葉を知ったのは…

ハロプロのロックナンバー15選 ③

前回までで私の仮想コンピレーションアルバムの1曲目から9曲目を紹介しました。今回は最後の15曲目までを語っていきます。まずは『カタオモイ。』(Buono!)に続くこの曲から。 10. Independent Girl 〜 独立女子であるために(Buono!) 作詞:岩里祐穂、作…

ハロプロのロックナンバー15選 ②

前回の投稿では3曲目までを書きました。『CHOICE & CHANCE』『ドンデンガエシ』『私を創るのは私』とエネルギー量の多い曲が続いたので、ここで少し雰囲気を変えましょう。 4. 悲しきヘブン(℃-ute [鈴木愛理、岡井千聖]) 作詞・作曲:つんく、編曲:板垣祐…

ハロプロのロックナンバー15選 ①

最近になって「ハロー!プロジェクトの全曲から集めちゃいました!」というコンピレーションCDのシリーズがあることを知り、少しずつ聴き始めています。なかなか楽しいので自分も仮想コンピレーション(というかプレイリストですね)を作ってみたいと思った…

モーニング楽曲のBPM全史②

前回の投稿(「モーニング楽曲のBPM全史①」)では、『リゾナントブルー』を転換点としてモーニング娘。の楽曲BPMの散らばりが小さくなり、この時点から何か意図を持ってその時期のBPMレベルを決めはじめた様子が感じられる、という話を書きました。 今回は、…

モーニング楽曲のBPM全史①

BABYMETALのブログだったはずが、鞘師里保を通してモーニング娘。に辿り着き、もはやモーニング研究ブログにしか見えませんね。それなら別のブログ名にするべきかとも思うのですが、それもなかなか面倒なので、当面このままでご容赦ください。 さて、以前の…

『純情エビデンス』とプラチナ期楽曲

モーニング娘。'20 の新曲『純情エビデンス』のMVが公開され、自分も昨晩から数えきれないくらい再生して聴き込んでいます。 あちこちに上がっている感想を読むと結構出ているのが「最初はなんかあっさりした印象だったけど、何度か聴くうちに味わいが出てく…

LILIUMの歌い手たち

黑世界の公演に向けてTRUMPシリーズの研究に余念の無い人も多いのではないかと思います。一方、自分はと言いますと、実はまだLILIUMから次に進むことができずにいるのですが、その理由の一つにDVD付属のCDが素晴らし過ぎることがあります。このところ何度も…

小田さくらの今を支持します

先日のソロフェスで小田さくらが語った言葉、そして本人が翌日のブログに書いた言葉を、私は驚きをもって受け止めました。曰く、ここ2年くらいずっと不安な気持ちで歌っている、ソロフェスは全然納得行く形に仕上げられなかった、などなど・・・。それらの言…

道重さゆみという歌い手

前回まで投稿していた「鞘師里保の歌唱はリズムセクションである」の中でうまくカバーできなかった話題があるのですが、やはりどうしても書いておきたいので補足させてください。その話題とは道重さゆみについてです。 歌が下手なことを自虐ネタにしていた道…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである⑥

(この投稿は前5回からの続きです。よろしければ①〜⑤もご覧ください。) 7. 佐藤優樹がつなぐ世界 鞘師里保卒業後の2016年から2018年までの3年間は、モーニングの歌唱を担う新たな中核メンバーが一人、二人、三人と、ゆっくりではありますが着実に立ち上がっ…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである⑤

(この投稿は前4回の続きです。よろしければ①〜④もご覧ください。) 6. センターレス化と一時代の終わり 2015年にモーニングの楽曲に起こった変化は多岐にわたるのですが、それらを敢えて一言で表現するとすれば、「センターレス化」ということになるだろう…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである④

(この投稿は前3回からの続きです。よろしければ①②③もご覧ください。) 5. 鞘師エース期の楽曲高速化とその反転 前回の投稿後に調べ始めたことがあるのですが、その結果があまりに鮮やか過ぎて驚きました。それは楽曲の速度についてです。 2011年の9期加入…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである③

(この投稿は前回・前々回からの続きです。よろしければ①と②もご覧ください。) 4. '14という"最高到達点" 年が変わった2014年も、鞘師里保の歌唱スタイルがリードする楽曲の攻勢が続きます。『君の代わりは居やしない』(2014年1月)、『What is LOVE?』(…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである②

(この投稿は前回の「鞘師里保の歌唱はリズムセクションである①」の続きです。) 2. One・Two・Three の画期 『恋愛ハンター』のリリースから3か月、新垣里沙の卒業公演から2か月が経った2012年7月4日、モーニングの歴史上最も重要な楽曲の一つである『One・…

鞘師里保の歌唱はリズムセクションである①

この自粛期間に集中できたこともあり、私のハロプロ研究がかなり進んできました。ハマった順で言うと、Buono!、BEYOOOOONDS、モーニング娘。、Juice=Juice、そして一番最近ではアンジュルム。聴いた曲の数もかなりの量になってきましたが、そんなこの頃感じ…

とつなん

今回は話題になっている突発性難聴(略称:突難)について、自分の経験から書かせていただきます。 10年前のある朝、目が覚めると右耳に突然の耳鳴りが大きく響いていました。耳鳴り自体は時折経験がありましたが、それまでとは大きさが違ったので驚いて、慌…

赤ちゃん

幕張の LEGEND - METAL GALAXY から息つく間もなく欧州ツアーへと、怒濤の日々が続いていますが皆さんいかがお過ごしでしょうか。毎日あれもこれも色々書きたいことがあるのに、次々に新しい驚きが湧いてでてくるので落ち着いて考える暇がないという嬉しい悲…

METAL GALAXY の普遍性

METAL GALAXY がリリースされ、The Forum でのライブが行われた後、自分はアメリカの西海岸(ロサンゼルス)→ 中西部(シカゴ)→ 東海岸(ワシントンDC)を転々としていました。その間、当然ながら一日中あらゆる機会を捉えて METAL GALAXY を聴き続けてい…

借りてきた虎

少しずつ進めている鞘師里保研究。今回は恐る恐るここまで進んでみました。 2014年11月26日に横アリで行われたモーニング娘。のコンサートが収録されたBDです。以前の投稿にコメントしていただいた maki さんからお薦めがあったので、勇気を出して渋谷タワレ…

アリーナの空間を満たす力

The Forum のライブをステージ上手側のシート席から目撃しました。この角度だとステージを真横から見ることになるので、フロント3人を見ているとステージ奥の巨大スクリーンは目に入りません。むしろ見えるのはメンバー3人と彼女達が向き合っている客席の…

髪を直すということ

これはさくら学院での話だったか、その前の可憐Girl’sに遡る話だったか記憶が曖昧なのですが、「舞台でのパフォーマンス中に髪を直してはいけない。なぜなら髪を直すという振り付けは曲の中にないから」というMIKIKO師の教えがありました。これはBABYMETALに…